ヘルペスを知って、しっかり治す!お薬の選び方

多様なカプセルと瓶と葉

ヘルペスには唇の周辺や性器の周辺に症状が現れるものがあります。
原因はヘルペスウイルスの感染ですが、ウイルスには様々な種類が存在します。
ヘルペスウィルスは世界中で160種類ほど存在し、人間に感染するのはそのうち8種類です。
特に感染率が高いウイルスは3種類あります。
単純ヘルペス1型は口唇や角膜など、上半身に感染するのが特徴です。
また単純ヘルペス2型は性器など下半身に感染します。
さらに水痘・帯状疱疹ウイルスは、帯状疱疹や水疱瘡の原因となります。

一般的にヘルペスは性病というイメージがありますが、必ずしも性行為によって発症するとは限りません。
ウイルスの種類により感染経路に違いが存在します。
口唇ヘルペスの症状として、口元の違和感や変異を挙げることができます。
一般的にチクチクやムズムズするなどの違和感を感じます。
唇が赤く腫れたり、水ぶくれになることもあります。
また熱が出たり顎の下のリンパ節が腫れるなどの症状も見られます。
これらの症状が現れた場合には単純ヘルペス1型に感染している可能性があります。

性器ヘルペスは単純ヘルペス2型に感染することで発症します。
感染者との性行為によって発症することが多いため、一般的に性病として認識されています。
このタイプの特徴としては性器のかゆみやヒリヒリとした痛みの他に水ぶくれや赤いブツブツ、太もものリンパ節の腫れなどが見られます。
女性の場合には排尿時に痛みを感じることがあります。
性器ヘルペスは再発する可能性が高い病気なので、治療後も再発に備えることが重要です。
帯状疱疹や水疱瘡もヘルペスウイルスに分類される水痘・帯状疱疹ウイルスによって発症します。

皮膚の表面にかゆみや水ぶくれなどの症状が起きる点では帯状疱疹とヘルペスは共通しています。
一方で症状の現れ方や外見に違いが見られます。
ヘルペスを治すにはバルトレックスやゾビラックスなどの治療薬を使用します。
これらの治療薬は抗ウイルス薬です。
ウイルスの増殖を抑えることで症状を改善します。

バルトレックスはヘルペス治療に人気のお薬

ヘルペスの治療薬にはバルトレックスやゾビラックスがあります。
バルトレックスのサイトができるほどヘルペス治療には有用とされています。
バルトレックスの主成分はバラシクロビルで、ゾビラックスの主成分はアシクロビルです。
バラシクロビルはアシクロビルのプロドラッグとされます。
プロドラッグは投与されると体内で代謝作用を受けて活性代謝物へと変化し薬効を示します。
バルトレックスはゾラビックスにL-バリンをエステル結合させており、吸収効率が高められています。
体内に吸収されたバルトレックスは肝臓で代謝されゾビラックスになります。

バルトレックスはゾラビックスの吸収効率を高めるために開発された治療薬です。
ゾラビックスと比較して服用回数が少なくて済むというメリットがあります。
一方でゾラビックスには消化管からの吸収効率と無関係な注射薬や塗り薬も存在します。
患者の状態に合わせていずれかを選択し、柔軟にヘルペスの治療を行うことができます。
抗ウイルス薬はウイルスの増殖を抑える効果があります。
ウイルスが活発に増殖する発病初期の段階で使用するのが効果的です。

バルトレックスやゾラビックスはヘルペスウイルスの増殖を抑えることができますが、完全に消滅させる効果はありません。
発病から時間が経過すると、ウイルスが増殖を完了し薬の効果が期待できなくなるので注意が必要です。
病変が現れた初日にバルトレックスやゾラビックスを使用すると症状の進行を抑えることができます。
抗ウイルス薬の有効率は高く、85%以上とされています。

バルトレックスはゾラビックスを改良したものなので、服用回数が少ないというメリットがあります。
成人のヘルペス治療ではバルトレックスは1日2回服用ですが、ゾラビックスは1日5回です。
ただし価格はゾラビックスが1錠あたり約200円なのに対して、バルトレックは約400円とされます。
予算や使いやすさなどを検討して選択することになります。